年の瀬に友人から「突然だけど、成年後見について詳しい?」とLINEあり。
ひぃ。
行政書士試験の時に補助・保佐・後見などについて勉強したきりで、実務で成年後見制度に関わったことはナシ。ぜんぜん「詳しい」とは言えないけど…力になりたい気持ちだけは120%で事情を聞いてみました!
聞いてみると、どうやら友人のお母様宛に弁護士名でお手紙が届いたとのことです。どんなものか画像を送ってもらったので、住所や氏名は伏せて再現してみました。
【友人が心配に思っていること】
弁護士を名乗っているが、本当に弁護士からの文書なのか。
成年後見制度がよくわからない。
「〇〇〇〇氏」は確かに親族だが、長期間連絡をとっていない。今回の文書が届いたタイミングで何度か電話してみるも、繋がらない。
本人の状況がわからないのに「親族の意見書」は書けない。
自分たちに金銭的な負担などは生じるのか。
上記の内容を聞いて、私は首がもげるほどうなずいてしまいました。急に弁護士名でお手紙がきたらびっくりするし、なんかの詐欺かと思う人もいるよね。「保佐開始の申立て」なんて言われても、ほとんどの人は意味わからんだろうし。
というわけで、ひとつひとつ確認していきたいと思います!
1.弁護士を名乗っているが、本当に弁護士からの文書なのか。
お手紙に書かれている法律事務所を検索すると、しっかりとしたホームページあり。Googleストリートビューでも看板が確認できる。日本弁護士連合会:弁護士検索の情報とも合致。この弁護士さんは実在していると考えて大丈夫そう。
2.成年後見制度がよくわからない。
そうだよね〜。私も行政書士になってなかったら知らなかったかも。最近は義務教育で習ったりするんですかね?法務省:成年後見制度・成年後見登記制度 Q&Aがわかりやすかったので、こちらの内容を元に友人に説明しました。
あとは、〇〇〇〇氏(ご親族)と連絡をとって状況を知りたいところですが、電話しても繋がらないらしいので、お手紙をくれた弁護士さんに私からお電話してみることにしました。
次回に続く!
行政書士 法務事務所とらねこ
行政書士 石垣わか
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