『プロセスエコノミー』という本を読みました(尾原和啓さん著/幻冬社出版)。
人は完成品より、そのプロセスに惹きつけられるのが現代であり、作り手のプロセスを開示することで、「why(意義、心、情熱)」が消費者に伝わって、深い支持を得ることができる。プロセスの開示はコミュニケーションの一種で、コミュニケーションのコンテンツ力は強い、といった内容でした。
どのような業種でもマーケティングは重要であり、もちろん士業も例外ではないでしょう。わたしたち行政書士も、プロセスの開示について一考する価値がありそうです。行政書士にとってのプロセスの開示とはどういうことなのか、「why(意義、心、情熱)」を伝える有効な手段は何か、そんなことを考えさせられた1冊でした。
行政書士への報酬料は、単に完成した書類に対してだけ支払われるものではないと思います。相談のしやすさや、親身になってくれる度合い、誠実性、確実性、知識の多様性、責任感など、その行政書士の個性や人柄の部分も含まれると私は認識しています。そうだとすると、業務内容はもちろん大切ですが、「行政書士自身」について知ってもらうことがプロセスの開示になりそうです。なぜ行政書士を志したのか、普段どんな想いで業務を行っているかといった、ブレない「why(意義、心、情熱)」が伝わると、人を惹きつけることができるのかもしれません。その手段は、やはりSNSやブログ、動画配信などでの継続した発信…
なのかなあ…?と、私の頭で考えられるのはここまででした(笑)
みなさんがどのような意見をお持ちか、ぜひ聞いてみたいです。
私がこの本を読み終えて1番心に残ったことは、人の気持ちを動かすのは人の気持ちで、いろいろな人と出会ったり、コミュニケーションをとって、自分の気持ち(プロセス)が伝わるように努力することはすごく大切!これは仕事だけではなく、単純に人間関係においても重要なことだ、ということでした。
『プロセスエコノミー』はとても興味深く、楽しく読み進められる本です。ちなみにKindle Unlimitedに登録している方は無料で読めます。よかったら読んでみてください。
行政書士 法務事務所とらねこ
石垣 わか
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